小説やマンガの中にも算数や数学の問題が出てきます。
本屋ではどんな本が売れているか、平積みのコーナーは一通り確認しています。
昨年だったと思いますが、「Dr.STONE」というマンガが少年ジャンプで連載されています。
この本は科学監修を担当している方のTwitter情報で知ったのですが、ジャンプとは思えないほど科学が濃い内容です。
さて、その中で算術の勝負をするシーンがあります。
これを証明すると、
2つの数の十の位をaとして、2つの数の一の位をそれぞれbとcとする。
また問題文よりb+c=10となる。
このとき2つの数はそれぞれ
10a+bと10a+cと表せる。
2つの数の積は
(10a+b)×(10a+c)
= 100a^2+10a(b+c)+bc
=100a^2+100a+bc (何故ならばb+c=10)
=100a(a+1)+bc
=a×(a+1)×100+bc
a×(a+1)×100は下二桁が0である数を示し百の位以上はaと(a+1)の積であることが分かる。
またできる整数の下二桁はbとcの積であることも明らかである。
と、授業の合間に簡単に書いただけなので、証明としては不十分な部分もありますが、大筋としてはこんな感じです。
身近なマンガなんかの中にもこういった問題は出ているので、試しに証明できるか、挑戦してみるのも面白いかも知れません。