こんばんは
まほろばツアーまで、あと21日となりました
参加者が続々と集まってくれています
定員があるので、申し込みはお早めに
さて、今回の成富兵庫茂安ものがたりは...
戦国武将としての成富兵庫茂安
を少し紹介します
実は、成富兵庫茂安は戦国時代に大活躍した戦国武将なのです
茂安は、豊臣秀吉や加藤清正、石田三成、黒田官兵衛など、かの有名な戦国武将たちから一目置かれた存在でした
特に、加藤清正とのエピソードは、ぜひ知ってほしいです
熊本を治めていた藩主として天下に知られた加藤清正は、成富兵庫茂安を高く評価していました。
当時、茂安は佐賀で2千石の領地を持っていました。しかし、2000石というのは、当時の難しい事情があるにせよ、茂安の大活躍ぶりを考えれば少ないものです。そこで、清正公は茂安に提案します。
「成富を、武辺経世の師として1万石を以て遇したいから肥後にこないか」
清正公は茂安を、「今の5倍の待遇で迎えたい」と言ったのです
しかし茂安は、その誘いを迷わず断りました。
成富兵庫茂安の言葉
「旧恩の主を捨てて新恩の主に仕え候は肥前武士の本意に候はず、大将御戯れながら、奴僕高見を謝す。然れ共、たとえ肥後一国を賜るともこれは御断り申す」
茂安は「旧恩の主」、つまり、鍋島直茂公を捨てて、「新恩の主」となる加藤清正公にお仕えすることはできない、と答えました。
茂安は、たとえ「肥後一国」、国を一つもらうほどの待遇を受けたとしても、お断りすると断言したのです
一度仕えた君主を決して裏切らず、堂々と答えた茂安は、とてもかっこいいですね
茂安は、武将としてとても強かっただけではなく、生涯、君主の鍋島直茂公に誠を尽くし続けた立派な方でした
まほろばツアーでは、先生たちが自作で、成富兵庫茂安が主役の歴史劇をします
テーマは山川は国の本なり~誠に生きた成富兵庫茂安~です
頑張って演じるので、お楽しみに